ポーランドの新しい国際空港と欧州最大の交通ハブ構想。2032年の開港を目指す。
CPK(Centralny Port Komunikacyjny)は、ポーランドとヨーロッパを結ぶ次世代の交通ハブです。ワルシャワから約40kmの場所に建設される予定で、空港と鉄道を一体化した複合施設です。
ワルシャワ西方40kmのバラノフに建設予定。2032年に第1ターミナルを開港し、年間4,000万人の旅客を処理する。将来的には1億人規模への拡張が計画されている。
いわゆる「スポーク」と呼ばれる12本の高速鉄道路線をポーランド全土に整備。どの地方都市からもCPKへ90分以内でアクセスできるようにする。
マゾフシェ県バラノフ村近郊。総面積3,000ヘクタール以上。住民の移転・補償が段階的に進められている。
ヒースロー、フランクフルト、シャルル・ドゴールに並ぶ欧州の主要乗継空港となることを目指している。東欧・中欧の航空需要を一手に引き受ける拠点。
CPKのアイデアは数十年前から議論されていたが、本格的な推進は2017年以降に始まった。
法と正義党(PiS)政権がCPKを国家最優先インフラプロジェクトとして指定。専門機関CPK社の設立準備が開始される。
国有特別目的会社「CPKスポウカ」が正式設立。設計・計画・土地取得を担う。
英国の著名建築事務所Foster+Partnersがターミナルデザインを受注。環境影響評価と用地取得が本格化。
2023年10月の選挙後、トゥスク連立政権がCPK計画の大規模見直しを実施。費用・タイムライン・必要性について再評価。
マゾフシェ県知事府が正式に立地を承認。プロジェクトの継続が確定。
第1ターミナル開業と鉄道直結の実現を目標とする。
2024年〜2025年現在、プロジェクトは政治的な再検討を経て継続が決定された段階にある。
2025年1月、マゾフシェ県知事が正式承認。バラノフ地区への建設が法的に確定。
政権交代後、CPK社の経営陣が刷新。新体制のもとでプロジェクト再設計が進む。
当初340億ズウォティ(約1.2兆円)の試算を見直し中。現実的な段階的整備計画を策定。
バラノフ地区の農地・住宅地の買収・補償手続きが継続中。
12路線のスポーク計画は優先順位を再検討中。一部路線は2030年代以降に延期の見通し。
欧州連接ファシリティ(CEF)などのEU基金からの共同資金調達を交渉中。
CPKは国家的プロジェクトである一方、様々な批判や懸念も提起されている。
CPKの推進・監督に関わってきた主な人物。
現インフラ担当副大臣。2024年以降、CPK計画の見直しを主導。
前CPK担当大臣(PiS政権)。プロジェクトの原型を設計した政治家。
現民間航空庁長官兼CPK委員。計画見直しの責任者。
CPK社元CEO。プロジェクト立ち上げ期の指揮者。